ルテインと紫外線の関係

ゼアキサンチンとルテインは、人間の身体の中で必ずセットになって存在をしています。
身体の中の代謝の働きによって、ルテインは身体に必要な量だけ消費されゼアキサンチンという別のカロテノイドに変換されます。
そして、ゼアキサンチンは、分子式がルテインと同様なのですが、化学的な構造が異なるため違った性質を持つ異性体という関係で、ルテインの異性体にはゼアキサンチンだけでなく、メソゼアキサンチンというもう一つの異性体が存在します。

目の組織である黄斑部という部分にはメソゼアキサンチンが含まれていて、人間の血漿にはメソゼアキサンチンが含まれていないことから、網膜の中にあるルテインから変換されたものが含まれていると考えられています。
そのため、網膜の中でも黄斑部にしか含まれていないメソゼアキサンチンは、視力にまつわる非常に大切な機能を持っていて、同様にルテインも非常に大切な機能を持っていることになります。

黄斑部には、たくさんの円錐の形をした光の受容体が備わっています。
そのため、黄斑部には直接光を感じる組織であり、この光が、物質を認識するのに欠かせないものになります。
ところが、その一方で、光には紫外線が含まれていて、その紫外線は黄斑部などの細胞を酸化させてしまう働きがあります。
ですので黄斑部には、物体を見ている間中、絶え間なく光を浴びていて、その光に含まれる紫外線により酸化されてしまうという弱点が存在するということになります。

光には様々な種類があるのですが、蛍光灯や電球の光などは、太陽の光に比較すると紫外線が含まれている波長は少ないものの、細胞を酸化する力があることには違いがありません。
また、目の組織は、光の波長の中でもエネルギーが高い太陽光線の青い色の光に一番ダメージを受けやすいということが知られています。
黄斑部の組織が酸化されてしまうと、細胞が壊れて、ちゃんと物体を認識することがでなくなってしまいます。
対象となる物体の輪郭や、大きさ、色などが正しく見えなくなったり、動いていない物体が動いているように見えたり、曲がっているように見えたりします。
この症状を黄斑変性症と呼びます。

黄斑部に含まれているゼアキサンチンとルテインは、目にダメージを与える青い色の光を吸収して、ダメージから目を守る効果があります。
そのため、ゼアキサンチンとルテインが充分に存在する状態ならば、黄斑変性症は発症しないことになります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です